無垢材について

五感をくすぐる住まい造り

かって、日本家屋には音を遮断するような窓ガラスやコンクリートの壁はありませんでした。
そのほとんどが、障子やふすまなどにより季節の風の匂い、雨のしたたる音、草花の色合いさえも手にとれる様に感じられた事でしょう。
木材などを多く使い、自然の色合いとかたちを活かした造りの中に履物を脱いで足を踏み入れた瞬間に開放感に包まれた事でしょう。
それはつまり“五感”をくすぐる心地よい空間であったと言えるかもしれません。
この様な五感をくすぐる住まいに少しでも近づければと思います。

視覚

木の表面には無数の凸凹があり、光の反射が目に優しく映ります。

聴覚

木は高音・中音・低音をバランス良く吸収して程よい残響音を残してくれます。
楽器に多く木が使われているのもこの事からです。

嗅覚

木の発散する香りは睡眠時のα波を増加して、疲労回復やストレスの緩和などのリフレッシュ効果を促進します。

触覚

一般に使われているフロアー材は触れた瞬間にヒャッとします。
ムク材はこのヒャッとした感じはしません。

味覚

おいしい食事は良い雰囲気造りから…
気持ちの良い空間で食事をされたら、きっと美味しくいただけると思います。

森の中に居るような


やすらぎと味わい。

無垢材の魅力はなんといっても木が持つ本来の質感、肌触りやぬくもりある風合いです。森の中に居るようなやすらぎと味わいは低価格重視の合板では表現できません。五感や感性の敏感な人ほど「本物」の良さがわかります。無垢材のあたたかさ、優しさ、気持ちの良さをぜひ体感してみてください。

健康は住まいから


シックハウスなど無縁。

化学物質を全く含まない「無垢材」は、シックハウスで悩む方の健康を考える上で非常に魅力的な建材です。また、無垢材の調湿効果と香りはダニの行動や繁殖を抑制する効果があり、アレルギーやアトピーの心配が少なく、子どもたちに優しい環境が作れます。

人と長く寄り添う


無垢材の生命力。

寺院や神社など日本の歴史的建造物の多くは木材でできています。
緻密に建てられた木材建築の耐久性は鉄骨造やコンクリート造を圧倒的に上回り、人の暮らしに長く寄り添い続けるのです。

年月と共に


深くなる色の妙。

木材は経年変化といって使っていくうちに色が濃くなって行きます。
フローリング、羽目板を選ぶときは、ゆくゆくどのような色になるかも考慮して、好みにあったものを見つけて下さい。

無垢材ならではの


グラデーション

無垢材は自然のもの。一枚として同じものはありません。
木目や色もそれぞれに個性があります。
色のトーンがばらけるように貼ると、お部屋全体で自然な色合いになります。そのために、施工前には仮並べをすることをおすすめします。